養成課程(中小企業診断士)という選択は・・・??

中小企業診断士の登録を受けるためには、二次試験に合格して実務補習又は、診断実務従事を行う方法と養成課程を受ける方法があります。

一部では、二次試験に合格できない方が金にものをいわせて(逃げで)行くのが養成課程という噂も聞きますが少し特性が違う気がするので調べてみました。

個人的な所感になりますがどっちが良いとか悪いとかはない気がしますね。

養成課程とは?

そもそも養成課程とはどんなものでしょうか。

まず、一次試験に合格した受験生は、次のステップとして、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定されることになります。二次試験では、診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、筆記試験及び口述試験が行われます。その能力を判断する試験の代わりに養成課程で能力を習得するために存在していると考えられます。

イメージとしては、講習を受講してその内容を習得したことを認定するような感じだと思います。ちなみに二次試験は、その能力を既に身につけているかを判断するためにあると思います。

 

学習の特徴

二次試験の場合

二次試験の学習は、基本的に自己学習になります。自分で学習計画を立てて試験に向けて勉強していくわけです。受験校などを活用する方がほとんどだと思いますが、あくまで国の非公式な機関が行うものなので一概に協会が求めるカリキュラムや内容になっていないことがあるかもしれません。どちらかというと実務を見越した学習ではなく、二次試験向けの勉強という色が強いと思います。

もちろん、二次試験は、診断及び助言に関する実務の能力を図るものなので正しく勉強すれば、実務の勉強をしているはずなのですが、雰囲気的には、試験勉強という感じがします。これは、診断の実務をやるという意識ではなく単なるスキルアップのために取得される方が大半であるためと思います。

 

養成課程の場合

養成課程の学習は、そもそも所管官庁(協会?)が定めたカリキュラムに従って行われるものなので公認の内容と考えます。そのため、本来求められる知識や経験を学習することができるのでムダのない学習ができると考えます。

また、養成課程は、それなりに大きな金額がかかりますし、機関によっては、フルタイムの仕事と両立が難しいため、必然的に診断士として活躍していくことを本気で考えた人が集まっていると思います。そのため、周りから受ける影響は、二次試験とは比べ物にならない位大きな影響を受けることになると考えます。

 

メリット・デメリット

二次試験

メリット

二次試験の場合は、やはり金銭的な面でメリットが大きいと思います。

また、初回の挑戦で合格できれば、最短で登録できる可能性があります。また、学習計画を自分で立てることができるため、一次合格の翌年の合格であれば、柔軟な学習ができることがメリットになると思います。

 

デメリット

二次試験は、協会から模範解答が提示されないため、どこが悪いのか分かりづらい事があげられます。それは、次回二次試験への対策が立てづらいということです。

個人的な印象ですが、単に合格したい人と合格後診断士として活躍していきたい人との温度差が激しいのであまり、周りからは良い刺激がないかもしれません。

 

養成課程

メリット

二次試験と違い定められたカリキュラムをこなしさえすれば、診断士として登録ができることではないでしょうか。採点基準など不明確な要素がある二次試験を受けて万が一、二回不合格になると一次試験を受け直すというリスクがありますのでそれをヘッジできる事が一番のメリットになると思います。

また、中小企業大学校を除き大学で行われている養成課程は、大学院で修士が取得できるカリキュラムであることが多いようです。そのため、二次試験のように単に実務の能力を証明するのではなく自分が診断士としてやっていきたいことを研究する場という色が強いのが養成課程だと思います。そのため、自らの専門分野を作っていきたい人は、教授陣のバックアップがある養成課程で学ぶことに意味があると思います。

 

デメリット

デメリットは、養成課程にかかる金額ではないでしょうか。また、ある程度の時間の制約がありますので現在フルタイムでお仕事をされている方にとっては、そもそも養成課程のカリキュラムを受ける事自体が不可能である可能性があります。

現在の仕事を割り切ってしまえる覚悟と意気込みが必要かもしれませんね。

 

まとめ

養成課程を選択することが望ましいケースとして、自らの専門分野をしっかり作りたい人は、養成課程(大学の修士課程)を選択するメリットがあると思います。決して、二次試験に合格する見込み(自信)がないからお金にものをいわせて養成課程を選択するのは、本来の養成課程の活用目的と異なる気がします。二次試験にしろ養成課程にしろしっかりと目的をもって取り組まないと結果的には名ばかりな診断士となってしまうのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。