リーガルマインドを習得すべき理由とは・・・??

「リーガルマインド」という言葉をご存知でしょうか。
法律を勉強された方であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
法律の仕事に携わる法曹の方が、法律を実際の事柄に適用する際、必要となる柔軟で論理的に判断するスキルです。
弁護士の方のスキルの高さは、一緒に仕事をしていなくても想像できると思いますが
私は、リーガルマインドをマスターしていることがスキルの高さにつながっていると考えています。

さて、リーガルマインドなのですが、弁護士など法律の仕事に関わる方だけでなく
一般の社会人にとっても必要なスキルではないかと考えています。
特にルーチンワークではなく、企画的要素がありステークホルダー間の利益を調整しなければいけないような仕事には必要です。
例えば、コンサルタントの方や新規の事業を企画するような職務の方です。
もちろん、この職務以外の方でも大いに活かせるスキルではないでしょうか。

リーガルマインドを身につけることで、仕事のスピードだけでなく質も向上することでしょう。
では、なぜ、法律の活用スキルであるリーガルマインドが他の社会人にとって必要になるのでしょうか。
リーガルマインドを学ぶべき理由を考えてみました。

ロジカルな思考を学べる

ロジカルな思考、いわゆるロジカルシンキングといっても一般的なものではありません。
法学的なロジカルな考え方です。
一般的にロジカルシンキングというと三段論法とか様々な考え方がありますが、屁理屈になっているケースが多いような気がします。
屁理屈のようになっている思考は、単にロジカルシンキングをはき違えているか自己の利益しか考えていないようなケースかもしれません。
もちろん、そもそもロジカルシンキングができていない場合は、問題外です。
例えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」という次のロジックがありますが、根拠がない部分が多く、話自体も飛躍しすぎている印象があります。
このような、考え方は、ロジカルとは言えない思考です。大風で土ぼこりが立つ

  1. 土ぼこりが目に入って、盲人が増える
  2. 盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)
  3. 三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
  4. ネコが減ればネズミが増える
  5. ネズミは桶をかじる
  6. 桶の需要が増え桶屋が儲かる

ここまで飛躍したロジックではないにせよ飛躍した考え方がかなり多い気がします。
私もよく考えてストーリーを考えないと飛躍することがあります。
ロジカルシンキングといっても、単に都合がよいように考えてストーリーを繋げているだけのロジカルシンキングが多いのです。
利害関係が関係すれば、有利なように考えざるおえない部分もあるかもしれませんが、それはロジカルシンキングではありません。
単に当事者の都合の良いお話にすぎません。

一方、リーガルマインド的なロジックは、次のようなロジックになります。

  • 証拠に基づいて事実を確認する。
  • 適用する法律を選択し、その意味を明確にする。
  • 明確にした法律に事実を当てはめる。
  • 結論を出す。

違いが分かりますでしょうか。
ストーリーが事実関係に基づいて結論を導いているということです。
また、証拠をもって事実を証明していますので、推定でストーリーが作られていません。
それにより、信憑性が高いロジックになるのです。

未経験の事象への対処ができる

ビジネスを行っていれば、過去に事例がないことに対応しなければいけないことが山ほどあります。
そのような場合は、「今ある事実」、「過去の経験」、「法律等のルール」を総合して対処するしかありません。
類似事象がインターネット上で紹介されているかもしれませんが、完全一致する事象はあまりないでしょう。

ルールを事実に当てはめて考える

個人の都合の良い考えをしていては、相手に理解されるどころか、社会にも受け入れられてもらえないものとなってしまいます。
例を挙げるなら、お金儲けのためには、手段を選ばない。というやり方ではだめなのです。
最低限守らなければいけないルールは守り、モラルを持って対処する必要があります。

事実とそれ以外を分ける

事実とそれ以外の意見等を分けなければ、何が事実であるのか分からなくなり前提事項が変わってしまいます。
事実は事実として正確に把握する必要があります。

関係者の話を公平に把握する

ビジネスを行う際、何人かのステークホルダーと協力しながら進めることがあると思いますが、人は自分の都合の良いことしか言いません。利害関係が絡んでしまったらなおさらです。
そのため、何があるべき姿でそれぞれが何をすることが望ましいのかを公平な視点で見る必要があります。

まとめ

リーガルマインドを活用することで事実に基づいた分析を行い、ルールとの適合を判断し、関係者の公平な利益(Win-Winの関係)を第一に考えたロジックができるようになります。
この考え方は、物事を円滑に進める上で非常に有効なスキルであるため、資格試験などもよいのですが一度リーガルマインドの勉強をしてみることもよいかもしれませんね。

それでは明日のために。

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