値動きの方向性(トレンド)を診断する方法

トレードを行う際には、相場の流れに乗って行うことが基本です。
流れに逆らって逆張り(下落トレンドの時にロングポジションを持つ など)をする場合も流れが反転することを読んで行う必要があります。

相場の方向性を掴むためのポイントを紹介します。

為替の方向性とは

トレードの世界では、相場の動きを読んで利益を出しますが、そのパターンは、3つに分けられます。
上昇」、「下落」、「レンジ」です。
なお、相場は、レンジとトレンドを繰り返すと言われており、それぞれの割合は、次のように言われることが多いです。

  • レンジの割合 :8割
  • トレンドの割合:2割

しかし、この言葉には、語弊があると思われます。理由は、大きな時間軸でのレンジは、それより小さな時間軸でのトレンドそのものであるからです。
つまり、時間軸を小さくみると値幅を問わなければ、常にトレンドが発生しているわけです。

もっとも、その小プライマリーは、全体観として中プライマリー、大プライマリーに大きく影響を受けて、その支配下にあることから、スイングベースで上なのか、下なのか、日足全体観でも上なのか、下なのかは、理解して取引する必要があります。
例えば、5分足ベースで下落トレンドであっても1時間足や日足で見た時に上昇トレンドであれば、あまり下げずに上昇していくようなイメージになります。なので、上位足の方向がどちらに向かっているかは、理解する必要があると考えられます。

ただし、中プライマリー、大プライマリーに影響を受けるとはいえ、いずれ小トレンドが、中プライマリーを変えて、さらに大プライマリーを変えてしまうことがあるので注意が必要です。いわゆる、トレンドの転換です。
なお、小プライマリーが中プライマリーは変えたが、大プライマリーまでは変えないという状態になることも意識的に注意が必要です。(今週の数日は、相場が上昇していたが、来週以降は、下落し続けるような場合です。)

 

方向性を診断する際の基本

方向性を診断する際には、2つの客観的根拠があります。

  • (下値の)切り上げ、(上値の)切り下げ
  • 高値更新、下値更新

下値を切り上げ、上値を更新する限り上昇トレンドとするエリオット波動の考え方

上値を切り下げ、下値を更新する限り下落トレンドとするエリオット波動の考え方

【エリオット波動とは?】

ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、テクニカル理論です。
簡単に説明しますと、相場には、

「上昇時は、5波動」
→「上昇第1波」→ 「調整」 → 「上昇第2波」→ 「調整」 →「上昇第3波」

「下落時は、3波動」
→「下降第1波」 → 「戻し」 → 「下降第2波」

を描くというものです。
もちろん、トレンドが強い場合などは、この限りではありません。

補足(客観性なし)

客観性はないけども相場観がつかないことから、次の点についても把握しておく必要があります。

フィボナッチ・リトレースメント

上昇又は下落から何%ラインまで調整したかを見るものです。

相場の底値から天井までの間を結んで何%まで調整したかを見て、同じようなリズムで調整するのではないかと想定します。
同じようなリズムで調整することがあるため、調整の目処を把握する目安となります。
なお、フィボナッチ・リトレースメントは、多少の誤差は許容してみてください。
下記のチャートですと少し61.8%を超えて調整していますが、大体61.8%までの調整として考えます。

値幅

高値更新、下値更新の値幅によって相場のリズムを把握します。
更新幅が小さくなってくれば、トレンドの後期(転換が近い)の疑いもかけることができ、利食いの目処とすることも可能です。

 

調整時間

時間間隔を見ることで相場のリズムを把握します。
調整時間が長いほど強い値動きが次に来やすい傾向があります。ただし、必ず来るわけではありません。

直近の値動きの調整時間を把握することで、次の調整にどのくらいの時間がかかるか想定します。
同じような感覚で調整しているような場合は、次も同様の間隔で値動きがあると予測することができるのです。

 

出来高増減と値動きの関連性について

転換時の出来高

転換の疑いがある時は、出来高が増える傾向にあります。
例えば、ショートの利食いや新規のロングが入ってきたり、一回入ったロングが逃げたりすることで売り買いの攻防が繰り広げられて出来高が増加する傾向があります。

 

急騰の前触れ

出来高が減少しているにも関わらず、じわじわと為替レートが上がっている時は、急騰する前触れの可能性があります。
これは、売りは高い値段で強気になっているが、買い側が我慢できずに徐々に買い進めているような場合にじわじわと為替レートが上がるような形が作られます。

出来高が平均して多くなるとボラタイル

出来高が平均より高くなると値動きが激しく(ボラタイル)なる傾向があります。
出来高が平均より高くなった時は、値動きがあることが多いため、急に反対方向に動く可能性もあることから注意が必要です。

出来高の局所的な急騰

出来高が急激に増加すると反対運動となる可能性があります。
出来高が急激に増加する要因として、利食い、逆張りの新規、一度入ったもののロスカットしたなどが重なり出来高が急激に増加することが考えられます。
そのため、相場が今までのトレンドとは反対に動きやすくなります。

もし、急激に出来高が増加したときにポジションを持っていたならば、利食い目処にできる場合もあります。

相対的な出来高ラインを超えると上昇サイン

今までの出来高で超えなかった出来高(異常値)が発生した場合は、上昇のサインとなることがあります。
特に注意するケースとして、次の2点になります。

  • 出来高が減少しているにも関わらず、じり上げ(急騰前サイン)
    なお、横ばいの場合は、ストンと落ちる場合があるので上下どちらにも動く可能性もあります。
  • 転換の疑いがある時の出来高急増

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