長期投資を始めるために知っておくべき特徴やメリット・デメリットを知ろう

投資には、大きく分けて短期間で売買を行う「短期投資」と数年単位で保有して売買する「長期投資」の2種類があります。

特に原資の数倍など大きく利益を得るためには、長期投資が必要になることがあります。
レバレッジをかけて短期間で利益を得る方法もありますが、原資産に対するリスクが高くなるため、リスクを抑えつつ原資を数倍にしようと思ったら、長期投資は避けれられません。

長期投資を行うに当たって、長期投資の基本を解説していきます。

長期投資の意味

長期投資とは、バイアンドホールドの考え方に基づき、投資対象を長期間保有することで、インカムゲイン及びキャピタルゲインを得る投資方法です。
バイアンドホールドとは、投資家が証券を購入後、長期に渡り保有し続ける投資戦略のことです。

「長期」という言葉に明確な期間の定めはありません。
1年で売却に至ることもあれば、30年間売却しないこともあります。
よって、長期投資といっても、常に5年で売るなど決まっているものではありません。
ただし、一般的に長期投資という場合、最低でも2〜3年以上は保有することが基本です。

なぜ売るべき時が異なるのか?

売るべき定義が定まっており、その売るべき定義に合致した場合に売るからです。
良い場合もあれば、悪い場合もあります。

まずは、長期投資といえば、相当長い期間、いったん買ったら売ることはない。ということを覚えておきましょう。

 

メリット・デメリット

長期投資には、長期投資のメリットがあり、反対にデメリットもあります。

長期投資のメリット

  • 投資を実行後にほとんどやることがない(しなくてよい)
    短期トレードや普通の業務などと異なり、いったん投資を実行したら、その後やるべきことはほとんどありません。
    銘柄を3か月に1回程度、監視して、投資の前提に変化がないかをチェックするのみです。
    有名な投資家、ウォーレン・バフェットは、怠惰を極めるほど何もしないと言っています。
  • リターンが安定して高い傾向がある
    短期間に売買を繰り返す投資家とバイアンドホールドの投資家では、長期的にどちらの成績が良いかという統計があります。
    ある証券会社6万人の口座で、短期トレーダーと長期トレーダーの収益リターンを比較したところ、長期トレーダーのリターンが安定して高い傾向にあることが判明しています。
  • ストレスが少ない
    短期トレードほどにストレスを感じることが少ないです。
    それは、トレード回数が少ないため、意思決定が少ないなどの理由です。

長期投資のメリットをまとめると、収益上安定性があること、複利効果を用いることで短期トレードよりも良い結果を出すことも可能であること、時間を持て余すほどやることがないこと、ストレスがほとんどかからない場合が多く、真の経済的自由に直結しているといえます。
※ただし、長期投資といえども、ある条件下においては、ストレスもリスクものしかかります。

長期投資のデメリット

  • 損失の額が大きい場合がある
    高値買いをすれば、半値になることもあります。
  • 投資価値が0(ゼロ)になることもある
    金融ショックが起きても損切りをしないことが基本になるため、場合によっては、投資対象の組織が倒産するなどして、投資価値が0(ゼロ)になることも可能性としてありえる。
  • 意図しない価格で売却をしなくてはならない状況になる可能性がある
    資金力がない状態で長期投資をした場合、例えば、1年後に使う予定があるお金などを長期投資に回すと結局意図しない価格で売却せざるをえなくなり、かえって、短期投資よりもはるかに不利な含み損でロスカットすることになる場合もある。
  • 含み損による長期的なストレス
    安全なマージンがない(原資が少ない状態)で高値投資をすれば、購入直後に数十%価格が下がることもあり、含み損が精神的にストレスを長期間に渡って与えることもあります。

長期投資といえど、手元の現金を確保した他の、全くの余裕資金でやらない限り、ストレスや心理的売却圧力を感じることもある。
中途半端な気持ちで、中途半端なお金を長期投資に回せば、大抵の場合は、損失を出して終わることになります。

 

長期投資を株に限定する理由

株は、配当というインカムゲインの機能を持っています。
また、資本主義市場始まって以来、長期的に例外なく上がり続けています。2018年12月時点で最近は、高止まりの様相を見せているが、長期的に見た場合は、まだ上昇トレンド中といえます。

他の金融商品に比べてインフレに強い一面もあります。

ゴールド、原油、為替が購入から何十倍になることは考えにくいが、株は、企業次第で何十倍にもある可能性があります。
なお、株は、企業自体が年間利益を株主資本に追加して、さらに、大きな利益を出していくことができるため、そもそも、複利的な機能を包含しています。

流動性が高く、いつでも現金化できるのも強みです。
また、市場の歪みを持つことが多く、大きな収益を期待することができます。

その他の投資対象の問題とは?

不動産

不動産は、それ自体が複利を内在しません。
また、不動産は、毎年劣化し、価値が下がる特性を持っています。

定期預金

インフレ率というコストによって、リターンが低いです。
また、2018年時点において、日本は低金利政策により、ほとんどリターンがありません。

国債、社債

複利の概念を内在していません。

投資信託

パフォーマンスがインデックス以下であるほど低い。

商品先物

長期的に上がり続けた実績がない。

暗号(仮想)通貨

時代にテストされていない。
収益根拠としての原資産がないため、上がるかもしれないし、消えてなくなるかもしれないという2択になります。
また、代替手段の驚異がなくなったわけではありません。

セキュリティトークンという証券化した暗号(仮想)通貨では、ある程度投資家保護がされており、プロジェクトが利益をあげれば、配当もされるためインカムゲインの機能があります。
利益を再度プロジェクトが活用すれば、複利効果もあることから、株に近い特性があるといえます。

しかし、ボラティリティが高いため、何百倍になることもあれば、プロジェクトが中断し、価値が0(ゼロ)に限りなく近くなることがあります。

株より、ハイリスク・ハイリターンであるといえます。

 

長期投資をする上で重要ではないこと

証券会社は、どこでも問題ありません。
日本の証券会社の場合、投資家の資金は、証券会社自体の財産と分けて、分別保管することになっています。
つまり、証券会社の財産と投資家の財産は、きっちり分けて管理されているため、万が一証券会社が破綻しても投資家の財産は、投資家に返還されます。
暗号(仮想)通貨の場合、まだ業界ルールの整備が十分ではないため、万が一の際、投資家の財産が投資家に返還されるとは限りません。

株式については、証券保管振替機構(通称:ほふり)によって、株券の保管や株式名簿の管理などの一切の業務が行われているため、たとえ証券会社が破綻したとしても、株券の移管手続きをするだけで済みます。
暗号(仮想)通貨の管理は、取引所以外に預けていると投資家の責任であるため、万が一の際は永久に失われてしまう可能性があります。例えば、送金時に宛先を間違えて送ってしまうと投資家自身で対応しなければなりませんし、「ウォレット」と呼ばれる保管アプリのキーを忘れてしまうと永久に失われてしまいます。(通称:セルフGOX)

長期投資の特性上、使いやすいという意味でのユーザビリティなどは全くといっていうほど影響はありません
自分が定めた銘柄が買えさえすればよく、証券会社は、株式買い付けの単なるエージェントにすぎません。
極端な話、ネットではなく、電話注文でも問題ないくらいです。
※一方、短期トレードでは、他頻度売買が基本であるため、証券のユーザビリティは重要です。

 

長期投資で重要なこと

何の銘柄を、
いつ(つまり、いくらで)買うか
がすべてでです。

関連要素として、どれだけ買うか、いつ売るのか、どうやって監視するのか、投資後に間違いを見つけたらどうすべきなのか、ということもあるが、これらは応用の範囲になります。

まず最初に身につけるべき最も重要な技術は、何の銘柄を、いつ買うか、ということです。
これは、自動売買やAIなどができる代物ではなく、人がやるしかありません。

いつ買うかというのは、その株式がいくらであれば割安であり、安全なマージンを持っていると言えるのかを判断する技術です。
これは、暗号(仮想)通貨でも当てはまり、いくらであれば割安なのか、安全なマージンを持っていると言えるかを判断することに活用できます。
ただし、現在の暗号(仮想)通貨は、ビットコイン(BTC)の値動きに左右されているため、一概にいくらであれば割安かは判断が難しい状況です。

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