発注時におけるトレード実務の注意点(発注~時間経過)

トレードに限らず、勉強した理論どおりに行動できるようになるためには、実務能力を高める必要があります。

トレード実務は、大きく3つの段階に分解できます。

発注 → ストップロス&ターゲット設定 → 時間経過

それぞれの場面で注意べきことを解説していきます。

発注

注文を出す方法としては、2種類の方法があります。

「予約注文」と「成り行き注文」です。
それぞれにメリットとデメリットがあります。

  メリット デメリット
予約注文 確実に注文を出すことができる 利益が不十分になることが多い
成り行き注文 利益が大きくなることが多い 不確実性が増す

 

予約注文

予約注文は、指値注文と逆指値注文に分かれますが、指値の新規注文の方が扱いづらいです。
なぜなら、ここまで下がったら買うという思考であるため、そこまで下がらない場合は、エントリーできず、かつ、そこまで下がったら本当に反転するのか、という点については、常に疑問が残るからである。

一方、逆指値注文の予約は、条件分岐思考そのものと言え、それを超えたら買う、それを割ったら売るという思考は、やはり、正しいことが多い
唯一の問題点は、最高値買いと最安値売りのリスクを常に背負っており、かつ遅れてエントリーすることは事実なので、利幅が十分にならない場面も散見されることです。

逆指値イフダン

逆指値イフダンの最大の魅力は、寝ている時でも画面を閉じている時でも、いつでも発注がかかることです。

その分、ブレイクアウト、ブレイクダウン後の反対運動を注視できないため、ロスカット距離は、相対的に短めにする必要があり、かつ、ターゲット距離も相対的に短めにせざるを得ません。

なぜならブレイクアウト、ブレイクダウンしてから逆方向に進む、バイイングクライマックスやセリングクライマックスがある以上、ロスカットが遠ければ、最高値で暴落をくらい、最安値で暴騰をくらうということになるからであり、また、遅れて入っている以上、ブレイクアウト、ブレイクダウン後にそれほど貪欲に利益を狙えない場面もあるからです。
ただし、重要な節目を割った、超えた時というのは、0ラインを確保するか、トレイリングで200ポイントなどで、値動きについていくのは、良い選択になりえます。

成り行き注文

成り行き注文でのエントリーは、利益が大きくなる傾向があります。それは、イフダン逆指値注文よりも手前で入れるからです。
ただし、注意点として、ブレイクするとは限らない点と成り行き注文は、チャートを見ている時しかエントリーできない点です。
自分がチャートを見ている時がエントリーする絶好のタイミングとは限りません。

成り行き注文の利幅は、大きくなる可能性が高いが、強いトレンドを確認して入っていないので、不確実性リスクを負っており、かつ、無理やり画面を開いたら常にエントリーしなければならないとすれば、それはかえって逆効果になります。

成り行き注文を自分のものとするためには、0ラインから最低10pips、理想で言えば20pips程度離れるまで注視して、後は、じっくり待つことです。
なぜなら、イフダンより手前で入っているから、リスクは、最初に来て、時間経過とともにリスクは後退しているのです。

逆に指定方向に抜けそうにもない時は、修正して損切する。
あるいは、0ラインでいったん抜けてレンジ構成の動きを再度確認するという柔軟な対応が求められます。

発注のまとめ

結局、成り行き注文かイフダン逆指値注文かは、ケースバイケースです。
次の方式に従い、発注方法を分けることをおすすめします。

成り行き注文を推奨するケース

  • 相場を見る時間の多い人は、成り行き注文を推奨
  • 通常の相場では、成り行き注文を推奨
  • 全体的にレンジ的な相場では、成り行き注文を推奨
  • 相場転換点を疑う時は、成り行き注文を推奨

イフダン逆指値注文を推奨するケース

  • 一方向へ強いトレンドの時は、イフダン逆指値注文を推奨
  • 相場を見る時間の少ない人は、イフダン逆指値注文を推奨
  • 重要な節目を超える、割るというラインでは、イフダン逆指値注文を推奨

 

時間経過の重要性

エントリー時点でロスカットとターゲットへのシナリオは決めているはずです。
にもかかわらず、3ラインを決めてポジションを取ったのに、その後も値動きを注視していたら、余計な事を考えていると言えます。

例えば、長期投資家のバフェット氏を思い出してみることにする。
確かに短期トレードと長期投資は異なるものですが根底においては、同じものと言えます。
バフェット氏は、エントリーする前に熟慮し、入った後は、不祥事があろうと、決して売りません。自分が決断した決定を10年は、持ち越しています。それをもって正解としています。もし、バフェット氏が途中でシナリオを変える人間であったなら、あの成功はなかったと思います。

つまり、最初に固めたシナリオを理由もなく、特に1分、5分の値動き程度で簡単に破棄するならば、結果利食いであっても損切であっても、何を間違えたのか、判別できなくなるのです。
値動きを見て、追加で玉を入れる(エントリーする)のも同様に待つべきです。
事前に決まっていたのであれば、良いです。
しかし、それくらい、事前に熟慮し、事後は、何もしないのが本来の姿です。

事前の自制は、事後の反省に勝ると思っています。
賢者は、考える時に意見を求め、凡人は決めるときに意見を求めます。
つまり、事前には広く情報を集めても、決断する時は自分で決めます。
さらに、事前熟慮が最も重要で熟慮した以上は、簡単に変えてはなりません。後で変えるからば、最初にその条件も決めておくことです。
どうしたら、増玉するのか、どうしたら、ロスカットするのか、事前に拡大、縮小プランについても決められているなら、熟慮の範疇だが、突発的に反応していては、トレードでも人生でも永久に勝てません。

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