5分でわかる!FXの相場に影響を与えるオプションを解説

FXの相場に影響を与える要因は、色々ありますが、「オプション」が与える影響を把握しておくとトレードをする際に参考になります。

普段トレードしているだけであれば、オプションという言葉は聞きなれないので「オプションって何?」という方もいらっしゃると思います。

今回は、オプションについて、簡単に説明していきたいと思います。

 

ニューヨークオプションカットとは?

為替の世界でオプションというのは、「通貨オプション」ことで、あらかじめ定められた期間や期日に、定められた価格で買う権利、または売る権利を売買する取引です。

例えば、1か月後にドル円を110円で10万ドル分買う権利を買ったとします。
買った人は、オプションカットの時間にドル円が110円よりも安ければ、権利を行使する必要がないし、ドル円が110円よりも高ければ権利を行使することで、安くドル円を調達することができます。
115円になっていれば、直後にドル売りをしても5円の差額が儲かります。
(円に利益が乗ってたくさん返ってきます。)

ニューヨーク(NY)オプションカットは、カットオフタイムとも呼ばれ、「通貨オプション」の権利行使の最終的な締め切り時間のことです。
NYオプションカットの時間帯は、日本時間の23時(冬時間は、24時)です。

ニューヨーク市場では、通貨オプション(デリバティブ)が活発に取引されており、NYカットの時間帯において、オプション行使を巡って、原市場である外国為替市場でも売買が活発になって相場が大きく動くことがあります。

 

オプションの基本

オプションには、買う権利と売る権利があり、それぞれを売買できます。

また、オプションには、「オプションプレミアム」というものがあり、オプションの権利(一定価格で買う権利または売る権利)に対してつけられる価値のことです。単にプレミアムと呼んだり、オプション価格、オプション料などと呼んだりすることもあります。
基本的にオプションのカットまでの期間が長いほどオプションプレミアムは高くなります。

CALL(コール)=買う権利

ドル円の現在値が100.00円の時点において、1週間後にドル円が100.55円まで上昇すると予測した場合、単純に100.20円のドル円を買う権利を購入した場合は、「100.20円のドルコールを買う」と言います。
そして、1週間後、ドル円が100.55円まで上昇すれば、このオプションを行使して、100.20円でドルを買い0.35円の利益を得ることができます。

PUT(プット)=売る権利

ドル円の現在地が100.00円の時点において、1週間後にドル円が99.45円まで下がると予想した場合、単純に99.80円のドルを売る権利を購入した場合は、「99.80円のドルプットを買う」と言います。ドルを売ることと同じ意味です。
1週間後、ドル円が99.45円まで下がれば、このオプションを行使して、99.80円でドルを売り0.35円の利益を得ることができます。

PUT(プット)のショート=「売る権利」を売ること

ドル円の現在地が100.00円の時点において、1週間後にドル円が100.55円まで上昇すると予測した場合、単純に100.20円のドルを売る権利を売却した場合は、「100.20円のドルプットを売る」と言います。

「ドルプットを売る」行為は、ドルを買うことと同じ意味で、ポジションは、ドルロングになる。
1週間後、ドル円が100.55円まで上昇すれば、オプションプレミアム分の利益を得ることができます。

CALL(コール)のショート=「買う権利」を売ること

ドル円の現在値が100.00円の時点において、1週間後にドル円が99.45円まで下落すると予測した場合、99.80円でドルを買う権利を売却すれば、「99.80円のドルコールを売る」と言います。

「ドルコールを売る」ことは、ドルを売ることと同じ意味です。
1週間後、ドル円が99.45円まで下落すれば、オプションプレミアム分の利益を得ることができます。

 

オプションバリア

カットタイム以前において、110円近辺で推移していた場合、コールオプションを買っている人は、110円よりも高い値段でカットオフタイムを迎えたいと考え、ドル円が下がってきてもその直前でドル買いを起こす可能性があると推定されるのがオプションバリアです。
防戦買いと言います。

逆に110円でプットオプション(売る権利)を買っている人は、110円より下げてカットオフタイムを迎えると考えるため、上がっていくドル円をその手前で止めようとしてドル売りを起こす可能性があると推定されます。
防戦売りと言います。
これもオプションバリアです。

 

FXオーダー状況

オプションバリアに似たものとして、FXオーダー状況があります。

株式でいうところの「板情報」としての役割があります。
上下レンジの目安やストップを置く適切な水準を把握しやすくなります。

オプションバリアが破られるとその方向性への自己強化を一層強める影響があります。(これを「ブレイクアウト」と言います。)

オプションバリアだけでなく、売り厚め、買い厚め、割り込むをストップロス売り、超えるとストップロス買い、断続的にストップロス売り、断続的にストップロス買いという発想に基づき、テイクプロフィットラインやストップライン、エントリーを検討することになります。

カットオフタイムを過ぎた後は、防戦売りや防戦買いがなくなるため、値動きが激しくなることがあります。

【具体例】

レンジバイナリー

ダブル・ノータッチ(DNT)のことです。

為替レートが一定の範囲内に収まれば、オプションの買い手は利益を得ることができるとするオプションです。

例えば、一定のレンジを設定し、ある期間内にドル円相場がこのレンジを外れると、オプションの買い手の権利が消滅し、オプション料が無駄になります。
一方で、この範囲内に相場が留まってカットオフタイムを迎えれば、買い手は、支払ったオプション料に対して数倍の利益を手にすることができるなどのオプション取引です。

 

オプションが相場に与える影響の特徴

期限(カットオフタイム)に向けて、オプションの設定値に近づこうとする動きを見せることがあります。

設定水準の手前では、防戦の売買が行われ抵抗やサポートになる一方で、抜けたところでは、ストップロスが発生し、レンジブレイクの強力な動きとなります。

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