【FXロット管理】ロット数とロット数ごとの利確・損切の距離との関係

FXでは、保有するポジションを「ロット:Lot」という単位で表現します。1ロット(10万通貨)、0.1ロット(1万通貨)という感じです。

エントリーの位置が決まったら、次はいくつのロットでエントリーするかを決めなくてはいけません。
その際、時間足だけでなくロット数によってもエグジットライン、ロスカットラインは異なってきます。

ロットとそれぞれのラインまでの距離の考え方について、紹介したいと思います。

ロットと距離という考え方

ロットを大きく次の3つに分類してみることにします。

次に距離も大きく次の3つに分類してみることにします。

ロットと距離は、トレードの変数になります。
変数は、どちらかが大きくなれば伸びますし、両方が大きければさらに伸びるわけですが、考え方に注意があります。

大ロットで長い距離(つまり、ロット:大、距離:長のセット)の場合、利益は最大です。
しかしながら、トレードには+(プラス)の世界のみならず、当然ー(マイナス)の世界があります。

もしも、大(ロット)、長(距離)のセットで損切にかかった場合は、損失も最大ということを意識しておく必要があります。

 

ロットと距離の理想的姿

ロットと距離の理想的な組み合わせを紹介します。
それぞれのリスクも考えると次の組み合わせが基本となります。

(囲む)

  • ロット大なら距離は短く(大ロット短距離)
  • ロット中なら距離も中(中ロット中距離)
  • ロット小なら距離は長く(小ロット長距離)

この3セットをしっかり覚えこむ必要があります。

大短、中中、小長

です。

ロットで頑張るならば、距離で不確実性リスクを取る必要はなくなります。
ロットで不確実性リスクを取らないならば、距離でリスクを取る必要があります。

前者は、スキャルピングに近づき、後者はスイングに近づきます。

 

自分にとっての定義を固めること

大ロットをいくつとするか。中ロットは?小ロットは?
長距離を何pips程度とするか?中距離は?

例えば、大ロットを5、中ロットを3、小ロットを1とするなど。
例えば、長距離とは、100pips、中距離は50pips、短距離は25pipsなど。

この例示を当てはめてみると、
5ロットで、25ipsが大短であり、
3ロットで50pipsが中中であり、
1ロット100pipsが小短となります。

一方、5ロットは50万通貨であります。実行倍率を20倍に抑えようとするならば、250万円のイニシャルデポジットを必要とします。
さらに、レバ200倍であれば、5ロットの必要証拠金はおよそ25万程度なので、証拠金維持率は、1,000%となり、妥当な範囲に収まる。

つまり、最大同時保有で5ロットが守られるならば、FXのリスクは管理されていると言いうる。
私もこの最大同時保有数のリスク管理がなかなかできずに何度となく痛い目を見ています。
ついつい、損失が出なければ多少多くポジションを保有しても大丈夫。と思ってしまうのですが、逆に動いたときにはすぐ手遅れ状態になってしまうので証拠金維持率は、常に余裕を持って管理する必要があると感じます。

逆算してみる

イニシャルデポから考えるならば、25万円を用意する人は、ロットを次のようにするとよい。

  • 大:0.5
  • 中:0.3
  • 小:0.1

単純に250万円用意する人の10分の1にすればよい。
50万円の入金なら、次のとおりである。

  • 大:1.0
  • 中:0.6
  • 小:0.2

また、変数を変えることで異なる結論を求めることもできます。
実効倍率を20倍から40倍などに引き上げると、大ロット以下すべて倍増する。その分証拠金維持率は、半減する。
実行倍率をいじることは、リスクを高めるということ。
ただし、実行倍率40倍程度は、上手な人がやれば実際には、それほどリスクを感じるものとは言い切れない。

さらに、大中小のロットの定義を変えることもできます。
「中」を規定ロットと考え、「大」は加算、「小」は減算である。
「中」を1ロットとした場合、それに何倍をかけて「大」とするのか、「小」は、何分ふるか、ということ。

「大」は、5倍とした場合は、「大:5.0」、「小」は、4分の1とした場合は、「小:0.25」となる。

  • 大:5.0
  • 中:1.0
  • 小:0.25

である。
このようにそれぞれの規定ロットを大中小ですべてあらかじめ必ず決めておくこと。
これは、イニシャルデポの量によるのと採用時間軸によって人それぞれで変化せざるをえないし、変化すべきものである。

 

距離の定義も人による

距離の定義も人によって異なってきます。ライフスタイルが異なるからです。

トレードに時間をかけたくない人、かけられない人

最低1時間足から日足程度を見るのが一般的です(距離:大)。

1日2時間くらいしっかり見たいし見られるという人

15分から30分程度を見るのが一般的です(距離:中)。

1日8時間程度見られる人

1分から5分程度を見るのが一般的です(距離:小)。

 

「距離:小」を取る人は、必然的に中ロット、大ロットを採用することに経済合理性があるし、
「距離:大」を取る人は、リスク必然性から小ロットにせざるをえない。

もちろん「距離:小」で小ロットでも構わないが、スプレッドを考慮したり、時間単位当たりの効率性を考えれば、それだと割に合わないようなことも多いはずです。

大ロット「距離:短」は、リスクが大きいと感じる人が多いが、実は、スキャルピングを行うトレーダー(スキャルパー)のほとんどは、大ロットで取っている人が多いのです。

 

スキャルピングに求められる資質

大ロットで短い距離を取っていくスキャルピングには、他のトレード方法とは違う資質が求められます。
トレードの判断を下す時間が短いため、難易度が高く求められる資質も異なってきます。
主に次の3点が点が求められます。

  • 容赦なき損切の決断、実行能力
  • 瞬発力
  • 胴体反射

つまり、即断即決即行ができない人は、スキャルピングトレードには向かないです。
優柔不断にしている間に損失が拡大したり、取り返しがつかないことになります。

そもそも大ロットで短い距離を取りに行こうとしているわけであるから、逆に行くようなら、容赦なく切れないと、大ロットで長い距離へ勝手に変更していることになるのです。

大ロットであれば、短い利食い、短い損切が鉄則であり、スキャルピングができる人かどうかは、各自の適性そのものによります。
性格的にのろい人、ゆっくりしている人にとっては困難であり、細かい作業やゲームが得意であったり、集中力が高く、パソコン操作などに強い人には向いています。

これらの理由から、それなりに参入障壁もあるため、勝てる人は、スキャルピングのみで生計を立てている人すらいます。

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