長期投資でやってはいけないことと今後伸びそうな企業の問題点

世の中一般的には、感覚的に言って伸びそうな会社というのが最も人気を集めます。
そして、そのような投資は、ほぼ100%に近いほど負けるでしょう。

負けるというのは、買った値から上がらずに、ただただ無駄に時間を経過するか、永久にその水準に戻らない塩漬けを作るか、場合によっては倒産に至ることをさしています。
例えば、チャート上、底を這うような状態になっていると、これ以上下がらないと見て買う人がいますが、短期投資と違って長期投資では、本当に上がらない、底を這っているだけの状態になることがあります。利益が上がっているなどの材料がない限り、上がらないと見たほうが良いかもしれません。

私たちは、常に世界中の投資機会の中にお金儲けのチャンスを有していますが、逆に言えば、資産を失う可能性もチャンス以上に有しているのです。

長期投資(長期株)は、一度持ったら重要な大前提に変更がない限り、信じ抜くことが重要になります。
たとえ、リーマンショック級の暴落があっても投げ売りできません。
そうである以上、シビアに銘柄選定を行い感覚論で伸びそうな会社に投資するのだけは、避けなければならないのです。

なので、有価証券報告書などをまともに読まずに投資するのは、言語道断と言えます。

 

長期投資におけるタブー

では、どのような投資がやってはいけない投資なのでしょうか。
長期投資という前提を踏まえると、次のような投資がタブーとなります。

  • 友人が良いと言っていた
  • アナリストや投資顧問が推奨していた
  • 雑誌やWebサイト、どのかのメルマガで推奨していた
  • たまたま生活や仕事をしていて知った

これらは、発見のきっかけは何であれ、偶然知って、自分の目で調査せずに、限られた情報だけで伸びそうと判断することです。

もちろん、アナリストや投資顧問、友人やプロが言う銘柄の中にも伸びるものがあります。確率的に言っても、常に誰かが言っている銘柄のいくつかは成功していると思います。

問題は、それに乗るとただギャンブルしているに過ぎないということです。

バフェット氏を思い出していただきたい。
100発100中であり、投じる以上分散などせず99%は、勝たなければいけない。

 

なんとなく伸びそうと言われる事例

話題になる銘柄は、根拠がなくなんとなく伸びそうというだけで人気になることがあります。
それらに乗るのは、ギャンブルだとお伝えしました。
では、どんなケースが「なんとなく伸びそう」となる事例なのかをご紹介します。

  • これからは、フィンテックの時代なので、そこに力を入れている三菱東京UFJは間違いないだろう
  • 日本はオリンピックが開催されるので、ホテル産業や民泊関連は間違いないであろう
  • 日本には近い将来カジノができるはずなので、カジノ関連は間違いないだろう
  • 日本は、高度の高齢社会なので、今後は、介護関連が伸びるであろう

これらの判断は、いずれも正しいように見えます。
しかし、いずれも不正解です。

なぜなら、マーケットへの推測やトレンドだけで具体的な個別銘柄が生存競争に勝ち抜くか、その銘柄が成長するかは別問題です。
また、伸びても利益がでない産業では意味がありません

100発100中で勝つ投資というのは、もっと精密なところにあるのです。

 

儲かるかもしれないけど損するかもしれない

長期投資は、その人にとって大量の資金を投じ、長期間ひるがえすことができないものです。
なので、儲かるかもしれないけど損するかもしれないという投資には乗ることができません。

何度も言いますが、必然として勝つ必要があります。

必ず儲かる、バーゲンである、と言える必要があります。
その中でバフェットもマーケットに対する見解は持っているものの、フィンテックの時代が到来、電気自動車の時代が到来、だから金融だ、自動車だ、と言って適当に分散投資はしていません。

マーケットの見解を持ちつつ、そのマーケットを生き抜く個別具体的な1銘柄に投じるのです。

何を見ているかというと、マーケットではなく、一つの企業です。
ウェルズファーゴは、正しくて、リーマンブラザーズは正しくなかったことを忘れるべきではありません。

 

具体的で個別のその企業を見るためには?

それは、とにかく財務を見ることです。

財務から、その企業が嘘をつく修正があるか、掲げた目標を実現する実行力があるか、きれいごとではなく、実際に実績を叩き出してきているか、今後も企業目標を達成する蓋然性があるか、間違った方向に行っていないか、目標を頓挫させる危険性はないかを判断する。

バフェット氏は、企業幹部からの情報よりもアニュアルレポートの方が情報が詳細であり、最も多くのことを語ってくれると言いました。アニュアルレポートが最良の報告書なのです。

ゆえに、財務3表を完全に読めるようになり、有価証券報告書や決算説明会資料を読み込む力を付けるのが最も重要です。

リード アンド リードを忘れないことです。

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