平成28年度中小企業診断士二次試験再現答案(事例Ⅰ)

今更ですが平成28年に実施された中小企業診断士の二次試験 事例Ⅰについて、再現答案を共有させていただきたいと思います。これから受験される方の参考になれば幸いです。

判定と得点

58点B判定の回答の再現回答になります。

得点と判定結果は、得点開示により確認しました。

 

再現答案

第1問

設問1

要員として、①社員教育に力を入れて企画力 やデザイン力を強化・向上させ人材力を強化 した②従業員の小集団活動を促し自発的な活 動を支援した③独自の技術開発に取り組み印 刷精度向上をさせたことが考えられる。

設問2

要員として、①多角化により経営資源が分散 して必要な人材が配置できないなど対応が不 十分②効果・向上させた企画力やデザイン力 が活かしきれなかった③各事業に必要な教育 が十分に行えなかった事が考えられる。

 

第2問

設問1

新規のアルバム事業は、市場や需要が様々で あるため、①各事業で求められる独自技術の 開発や人材育成②各事業の需要量に合わせた 経営資源の分配③事業感で共通する業務をな くしムダのない効率的な業務実施に留意する。

設問2

理由は、①各事業で蓄積したノウハウを共有 し、シナジー効果を発揮させるため②共通的 な業務が各事業間でムダにならないようにす るため③必要な時に必要な人材を柔軟に配置 するためである。

 

第3問

人材確保のために、①成果に応じた評価制度 を導入②企画力やデザイン力を向上させるた め外部研修費用の補助③業務に関連する資格 取得への報酬④従業員への体験学習や小集団 活動のバックアップである。

 

 

回答作成の着眼点

第1問

設問から業績が好調であった、3代目社長の時代について問われていることをチェックしました。これを外すと得点にはならないでしょう。

設問1

与件文の第3段落、第4段落に着目しました。特に、第3段落に「当時のA 社の成長を支えて来た要因の一つは、〜」という記載がありますので個々は外せないでしょう。

そして、第4段落に社員教育に力を注いだ内容が具体的に記載されています。なので、先程の第3段落の記載を中心に具体的に記載するのがポイントだと思いました。

設問2

第5段落に着目しました。3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果ならなかったことに関する要因になりますので、学校アルバム以外の事業である「教育関連事業」、「コンサルティング事業」、「店舗デザインを助言するといった事業」が記載されているこの段落に着目するべきと思います。

もちろん、要因は、強みを活かした事業展開でなかったことが原因と考えられます。また、一次知識である選択と集中戦略がとれていないのも想定できるのではないでしょうか。これで、一次知識からの切り口と与件文からの切り口もカバーできますので複数の切り口をカバーできます。

 

第2問

設問1

新規アルバム事業を拡大していく際の留意点なので、定年退職者の記念アルバムや子供の成長記録アルバムなどについて記載されている第8段落に着目しました。

また、学校アルバム事業の展開との違いを考慮する旨、設問に記載がありますので学校アルバム事業はどんな事業であったのか注意しました。特徴としては、トップシェアだったことによる対応が挙げられます。トップシェアだったことによりできていなかった点(あるべきの状態になっていなかったマイナス面)について、裏返せば注意する点が見えてくると思います。

設問2

第9段落に着目しましたが与件分には、ヒントとなるような記載はなかったと感じます。この設問は、与件文との関連性が薄いかもしれませんが一次知識をベースに強みに関する理由を記載しました。

 

第3問

第3段落と第4段落に着目しました。まず、過去に上手くいった取り組みについては、現在も上手くいくとは限りませんが一定の効果があると思われるものになります。なので、ゼロベースで立案した取り組みよりは、効果があると考えより取り組みを促進する人事施策を導入する方向で記載しました。特にこの手の一見アイディア勝負になりがちな設問に関しては、与件などに関連性がないものについては、リスクが高いと思います。また、実際に効果があるかどうかの検証結果までは求められていない試験であることからも過去の施策を発展させた内容の方がリスクは少ないと思います。

 

まとめ

今回の事例Ⅰは、とにかく早く終わりました。15分位時間が余ってすべての回答を書き写す余裕があったくらいです。なので、もっと完成度を高めることはできたと思いますが、二次試験は長丁場の試験です。事例Ⅰでこのくらいの余裕を持って対応したことで事例Ⅳまで集中力を切らさずにいけた原因かもしれません。

また、他の事例にも共通することですが、与件文から素直に回答を導けたことが今回の評価に繋がったと思います。

 

他の事例の再現答案はこちら

事例Ⅱの再現答案を閲覧するにはこちらをクリックしてください。
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