FXで負けないためには資金管理とロット配分にも気をつけよう

FXは、トレードしている人のうち、約9割が負けているという話を聞きます。

しかし、5年間続けられた人のほとんどがFXで勝っているというデータがあります。

FX市場は、ゼロサムゲームです。
誰かの儲けは、誰かの損失によってもたらされています。
つまり、新規参加し、5年未満で敗退して去っていく者たちの富が5年以上やって勝てるようになった人へ移動しているというのが、ほとんどその実態です。

ゲームを開始して30分以内に誰がカモか分からなければ、カモはお前だ!
という言葉がポーカーにあるのですが、それくらいFX市場では、カモがお金を持って市場にやってきて、上手な人にプレゼントしていくのです。

大切なお金を他人にプレゼントしないようにこの記事がお役に立てば幸いです。

 

トレーダーの成長プロセス

 

 

FXに参加したばかりの頃は、無知のまま楽観的に、あるいは欲望を持って期待を信じながら宝くじを買うように、ポジションを持つことで負けが続く。確率的に当然、たまに勝つ
しかし、損切り続きのジリ貧か大負けをもって、資産の大部分ないし全部を溶かすことが大半です。

それでもあきらめずにFXを続けていくと、損切りしないと生きていられないということに薄々気づき、損切りを精神的躊躇なく、行うようにできるようになります。
ただし、エントリータイミングが悪く不利な位置で入ることが多かったり、方向性は正しいのに近すぎるロスカットラインによって無駄な損切りも多いです。

そして、相対的に有利な位置でエントリーすることができるようになり、ロスカットラインにも合理性、安全性が出てきます。
そうすると、勝てる手法探しの旅に出るようになります。ここで、間違うと聖杯(どんな状況でも勝てるロジックなど)探しにいってしまい帰ってこれなくなります

時系列と共に富を確実に増やせる常勝トレーダーになります。
(ただし、勝率100%という意味ではありません。期間で見た時に富を増やしているということです。)
最後は、資金管理がトレードにおいて最も重要であることに気づきます。
相場は、予想できないと気づきます。
一つの手法に固執せず、相場状況において、用意された他の手法を適用させることができるようになります。
また、分からない時は、休むことが重要であることにも確信します。

 

ロスカットを学ぶ前に

トレードの成否は、エントリーが9割をいうことを過去の記事でご紹介しました。
まだ、読まれてない方は、こちらの記事もぜひお読みください。

FXトレードではエントリー(ポジションを持つ時)が一番重要!良いエントリーを解説

実は、これにはただし書きがあるのです。

何かというと

  • 資金防衛
  • ロット配分

です。

資金防衛できる人が有効なエントリーに対して好ましいロットで入ることでトレードは、成功します。

 

資産の3割を失うといったん負け

1,000万円の30%を失うと、700万円となります。(当たり前!)

では、その700万円を元の1,000万円に戻そうとした場合、30%稼げばよいのかというとそうではありません。

1,000万円 ÷ 700万円は、42.85%になります。
つまり、失った比率以上に稼ぐ必要があるのです。

30%失った人がそのままのトレードのあり方で42.85%を稼ぐのは、ほとんど無理に等しいです。

一方、1,000万円の人が30%稼いだら当然1,300万円になります。

そうすると、負けて700万円になった人と、勝って1,300万円になった人との間には、実に600万円の差があり、かつ700万円の人が1,300万円になるためには、1,300万円 ÷ 700万円で85.7%稼ぐ必要があります。

つまり、30%増やせた人と30%負けた人との間には、勝者と敗者との否定されざる圧倒的な差があるのです。

 

短い時間で元に戻すのは困難

700万円になった人が1,000万円の時と同じロットで取引するということは、実行レバレッジを上げることになります。(証拠金維持率が少なくなります。)それは、リスクが高い状態になっています。

また、同様に700万円になった人が、1,000万円の時と同じ時間間隔で取り戻そうとしても、30%ではなく、約43%の収益が必要となっており、同じ時間間隔で取り戻そうとすると、取引回数を増やす可能性があります。

さらに、700万円になった人は、早く元本を取り戻したいという苦痛から逃れるために、ロットを維持したり、取引回数を増やしたり、有利とはいえないところでエントリーしたり、最悪の場合、ロットを上げることすらあります。

結果、1,000万円の時よりもさらに錯乱した精神状態からロスカットが不適切になったり、勝率が下がったり、利食いが早すぎたりして結果、損失が膨らみ、元手を全損するという事態になるのです。

そういう事態にならないためには、ロットを下げて、損失を出した期間よりも長い時間をかけて利益を積み重ねて、損失を取り戻す必要があるのです。

 

絶対ドローダウンがなぜ存在するのか?

それは、初期投資額(元本)からどれだけマイナスになったかは、どれだけ困難な状況に置かれたのかを記録しておくためです。

トレードは、入金した直後から勝負が始まっています。
スタートからプラスに向かっていく人は、大して絶対ドローダウンを食らわずに、何度やってもプラスに向かいます。
反対にダメな人は、何度やっても絶対ドローダウンが拡大していきます。そして、ほとんどの場合は、元本を回復することすらありません。

初期投資額をいれてマイナスになったらこうするべき!

回復は、可能です。
ただし、回復するためには、勝てるトレーダーに変化しなければなりません。
なぜなら、負けた額以上に勝つ必要があるから。

さらに、ロットを減った額に比例させて減らすこと。

最後に、負けた時間よりもっと長い時間をかけて回復させること。

 

レバレッジとは何か?

レバレッジ(leverage)とは、経済活動において、他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めることです。
少ない自己資本でも大きな金額の取引ができるというものです。

例えば、元手1,000万円の人が銀行から9,000万円の融資を受けて1億円の不動産を買う場合、レバレッジを利用しているといいます。
つまり、1,000万円しかない人が1億円の取引をするわけだから、少ない自己資本で大きな取引をしているのです。
(不動産投資は、元来レバレッジ取引の代表格です。)

自己資本に対する利益率を高めるとはどういうことかというと、例えば、1億円の物件が仮に年1,000万円の純利益を出したとします。
その場合、1億円に対しては、純利益率10%であるが、元手の自己資本1,000万円に対しては、なんと100%、つまり、元手が倍になる計算です。
これをもって、自己資本に対する利益率を高める行為だと言えるのです。

自己資本の1,000万円で購入できる1,000万円の物件にすぎないのであれば、純利10%で100万円しか入らないわけで、それがノンレバレッジの世界です。
やはり、自己資本に対して利益率は、10%になっています。

FXのレバレッジも同じ

あなたが取引しているドル円1ロット、0.1ロット、0.01ロットというのは、それぞれ、10万ドル、1万ドル、1,000ドルになります。
(FXの業者によって1ロットが1万ドルの場合もあります。)

実は、ドル円ロングで1ロットを持ったときに、実に10万ドル(1ドル112円の場合、約1,120万円)ものドルを保有していることになります。

しかし、ほとんどの人は、口座に1,120万円の証拠金は、入金していないはずです。
でも、1ロット(10万ドル)を保有させてもらえています。

つまり、自己資本(口座に入金した証拠金)より大きな取引をさせてもらっているのです。

 

差金決済(CFD:Contract For Difference)

あなたは、銀行の審査も受けていないにもかかわらず、FX業者絡みて信用できるか分からないあなたにレバレッジを使わせてくれるのはなぜだと思いますか?
例えば、不動産投資であれば、物件を担保に取ることは100%当然だし、それ以外の担保を求められることもあれば、年収や資産、負債、勤続年数や勤め先の状態を詳しく調べられたりもします。
それでやっと初めてレバレッジをかけさせてもらえます。(つまり融資してもらえます)。

一方FXでは、無審査で誰でもレバレッジが利用できます。
その理由は、差金決済にあります。

あなたに、10万ドル買わせても、実際のFXの世界では、10万ドルの払込は発生しないです。
実は、FX業者は、10万ドルをあなたの代わりに誰かに支払って10万ドルを買ってきているのではないのです。
決済した時のプラスかマイナスの差額だけを支払っているのです。
つまり、101,000ドルになれば、1,000ドルだけあなたの代わりにお金を受け取ってくれるし、99,000ドルになれば、1,000ドルだけをあなたから徴収して、代わりに支払いをしてくれます。
だから、プラス部分、マイナス部分だけをあなたから決済させられればいいのです。
それだけのお金が口座にあれば、レバレッジを使わせてもらえるのです。

 

証拠金とは何か?

証拠金とは、差金決済を履行させるための最低限の担保のことで、保証金ともいいます。
取引代金とは別のもので、取引で生じた損失のみを徴収するためのものです。
逆に、利益が生じたら、証拠金を増やしてもらえます。

簡単に言えば、証拠金が自己資本になります。

銀行に引き出すこともできるし、カードや振込で追加することができます。
(現在、日本国内のFX業者は、カードでの入金は取り扱っていないです。)

有効証拠金とは、含み益や含み損を加減したもので、残高とは、含み益、含み損を加味しないものです。

 

FXにおけるレバレッジとは?

例えば、レバレッジ200倍とした場合、次のように計算します。

1ロット=10万通貨(ドル)です。
100,000ドル ÷ 200倍は、500ドルになります。
つまり、レバレッジ200倍の時、1ロット取得するために500ドルの証拠金が必要になります。

逆に言えば、1ロットロングしたい時は、500ドルを入金すれば、1ロットを持つことが可能です。
この時、500ドルの有効証拠金に対し、500ドルの必要証拠金となり、証拠金維持率は、100%となります。
つまり、500ドル ÷ 500ドルは、1であるということです。
1,000ドルの有効証拠金があれば、1,000ドル ÷ 500ドルで、証拠金維持率は、200%となります。

実行レバレッジとは、何か?

例えば、100万円入金した人が1ロット(10万ドル)を保有した場合で考えてみます。

1ドル=112円とした場合、112円×10万ドルで、1,120万円となります。

その、1,120万円を証拠金の100万円で割ると、11.2倍となり、これが実効レバレッジです。

もし、口座に1,120万円入金した場合は、当然実効レバレッジは1倍となり、ノンレバレッジ状態になります。
つまり、1,120万円を入金して、1ロット分ドル円ロングをして円安になることに長期的にかけるならば、それは、株の現物を持って長期投資するのと非常に似た状態になるということ。
もちろん円安が進行しなければ、株価が下がるのと同じで、含み損を抱えるが、ドル円レートが30円になっても強制ロスカットの心配はないです。

 

証拠金維持率とレバレッジ

レバレッジは、必ずしも使う必要はないので、200倍以上は合った方が良いです。
なぜなら、レバレッジが低いということは、必要証拠金が多くなるということであり、ひいては、証拠金維持率が小さくなる傾向があり、強制ロスカットに近くなるためです。
※FXは、投資家が必要以上の損失を出さないようにするため、証拠金の維持率が一定%を割るとロスカット(強制的にポジションを決済される)が実行される仕組みとなっています。

例えば、レバレッジが25倍の場合は、1ロットを保有するために、なんと4,000ドル(およそ45万円)も必要になります。
200倍であれば、必要証拠金は、500ドルで済みます。
つまり、100万円入金した場合で、25倍の時は、証拠金維持率は、223%にすぎませんが、200倍であれば、証拠金維持率は、2,000%もあります。

この維持率が20%〜30%(FX業者によって異なります。)を下回ると、差金決済のマイナスを担保の証拠金から回収できなくなるため、FX業者は、強制的にポジションを決済させて、回収できる限度に損失を制限して、残高をかっさらっていきます。(これが強制ロスカットです。)

つまり、証拠金維持率は当然、高ければ高いほどよいです。
正しい取引も維持率が低くて正しくない段階で強制終了させられたり、心理的にも不安も感じます。
また、好機におけるロットの追加もできません。

 

ロットと残高の目安

レバレッジとは、買うことのできる権利になります。
レバレッジが大きければ、たくさん買うことができます(大きな取引ができます)。
ただし、権利と書いてあるとおり、権利を必ず行使する必要はありません。だから、証拠金維持率を常に高くできるために、レバレッジはが高い方が良いのです。
同じロットでも証拠金維持状態がレバレッジによって違うということは、覚えておきましょう。

ロットと残高の目安は、おおよそ次のとおりです。

元手(残高) ロットの限度の目安 利益の目安
10万円 0.1ロットが限度(1万通貨) 1円動いて1万円 1円で±10%
100万円 1ロットが限度(10万通貨) 1円動いて10万円 1円で±10%
1,000万円 10ロットが限度(100万通貨) 1円動いて100万円 1円で±10%
1億円 100ロットが限度(1,000万通貨) 1円動いて1,000万円 1円で±10%

※これらは、すべて実効レバレッジが10倍となっています。実際は、25倍すら使わないで始めますが、レバレッジ200倍以上で、証拠金維持率は、常に安全余裕度をもたせることが重要です。

※初心者だと自認する人であれば、上記規定ロットを半分にしたり、4分の1にすればより安全です。

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