トレードには必ず負け(損切)があるからこそ負けた時の対応が重要です

トレードをすると必ず負ける(損切で終わる)ことがあります。
これは、どんな上手なトレーダーであっても必ずあります。勝率100%のトレーダーは、いません。

そのため、大切な資金を守るために、自分が持っているポジションの損失可能性額がいくらであるか把握しているでしょうか。

私もなかなか、全部を把握しているわけではなく、感覚でやっていることがあるため、実際に負けとなった時には、想定外の損失をくらうことが多々あります。
しかし、感覚でやってしまうと、実際に損失をくらったときに挽回不能な損失となってしまい、追加の資金を投入するか下手すると相場の世界から退場することになりかねません。

致命傷にならなければ、挽回するチャンスが残されることになりますので、どの程度の損失可能性があるかは、常に把握して致命傷を避ける必要があるのです。

 

チェックリストを作ることの重要性

トレードをしていく上で自分が間違ったトレードをしていないかチェックすることは、長く勝ち続けるためには必要になります。
最初は、意識しているつもりでもトレードを重ねていくうちに徐々に意識が薄れて無意識に間違ったトレードをしてしまっていることはよくあることです。

通常トレードは、一人で行うため、なかなかミスに気づきにくいことから、間違ったトレードを自ら気づいて是正できるようにするためには、チェックリストを作成し、常に該当するトレードをしていないか確認することが有効な方法となります。

損失可能額と資産減少額

今持っているポジションが損切となった場合、損失可能性額はいくらになるか把握していますでしょうか。
また、その損失額は、ポジションに対するシェアとして、何%の資産資産減少となるか把握していますか。

仮に資産の30%を失ってしまうと、元の資金に戻すためには、30%以上稼ぐ必要があります。
例えば、100万円の30%を失うと70万円になってしまいますが、
70万円を100万円にするためには、42.85%の利益を稼ぐ必要があります。
このとおり、損失を取り戻すのは、稼ぐこと以上に難しいので損失可能額と資産減少額は、把握しておく(リスクを許容しておく)必要があります。

資金余力

ここぞというチャンスを感じた時に冒険できるだけの資金余力を常に残していますか。

ポジションを持っていても、想定より価格が下がって底だと感じたら、ポジションを追加すれば大きく儲けられるチャンスになります。
他にも、保有している通貨ペア以外の通貨ペアでエントリーチャンスが訪れたら、新たにポジションを持った方が利益を得るチャンスになるかもしれません。
しかし、資金余力ぎりぎりのポジションを保有していたとすると、チャンスであっても新たにエントリーできずにみすみすチャンスを逃すことになります。
例えば、ナンピンするスタイルの方であれば、資金余力がないとナンピンできずに取得レートが不利なポジションを持ち続けることになります。
そのためにも、チャンスが到来した時に備えて、常にチャレンジできるだけの資金余力を持っておくことが必要です。

お祈りトレード

もう、このポジションはプラスになりそうもない。あとは、神頼みしかない。
なんとか、戻ってくれ。と思っているポジションはありませんか。

ポジションが想定とは逆に進んでしまい、塩漬けにしているポジションはありませんか。チャート的にもトレンドが逆になり、含み益が生まれる見込みのないポジションを持っていたりしないでしょうか。
損失を確定させたくないがために塩漬けにして放置するポジションがあるかもしれませんが、資金効率が下がってしまう上、資金余力も減らしてしまうことになります。

短期トレードで資金効率を求めるのであれば、このようなポジションを保有し続けることは極力避けるべきだと思います。

利大

利益をできるだけ伸ばそうと努力していますか。

含み損が出た時は、かなりの額までポジションを保有できるのに利益の時は、長くポジションを保有できないことはないですか。
含み損の時には長くポジションを持つが、含み益の時はさっさと利益確定していては、損小利大になってしまいいずれ資産を減らしてしまうことになります。

時間軸の統一

自分が見ているエントリー、ストップロス、ターゲットの時間軸は統一されていますか。

時間軸を統一しないと損小利大の原因になります。
基本的に時間軸が長くなればなるほど許容するpips数も大きくなりますので、例えば、利確のターゲットを15分足で見て、損切のターゲットを4時間足で見ていたら、損失許容額の方が大きくなってしまいます。

トレンド転換したなどの理由がない限りは、時間軸は統一して判断することが必要になります。

 

FXでは必ず負けがあるから最初から織り込む

短期トレードで勝つためには、通常の思考からマインドシフトを行うことがあります。

圧倒的な結果を出しているトレーダーであってもストップロスに少なからずかかっている事実があります。
つまり、トレードは、ストップロスにかかることが大前提にあるのです。

であれば、負けるトレーダーになることをそもそもの出発点として考えることで劇的に結果が変わります。
宝くじを買う人は、当たることを期待し、当たることをベースに物事を考えているはずです。新しくビジネスを始める人も儲かることを想像して始めていることでしょう。
つまり、誰も失敗を想定してビジネスを始めたり、当たらないことを考えて宝くじを買えないのです。

しかし、もしあなたが原則悲観よりの楽観的な性格だったらどうでしょうか。
事前に期待しせずに頑張っているからこそ、結果が出ることもあるのではないでしょうか。
また、そもそも負けると思ってトレードを始めていたらどうでしょうか。
ロットコントロールするようになるし、ロスカット距離も真剣に考えることでしょう。
時には、利食いをしっかりとして、少ないながらも利益をありがたいと思えるようになるはずです

 

リスクリワードを徹底的に考える

リスクと得られる利益・発生する損失との割合を把握しておきましょう。
もし、あなたのトレードにおける期待値が利益より損失の方が大きいと次のようになります。

見てわかるとおり、利益の期待値が大きい状態(損小利大の状態)であれば、たとえ50%以上負けていたとしてもトータルでは、利益になることが分かります。

  • 損切距離が「1」、利食い距離が「2」とした場合(損小利大の状態)
    0勝でー10、1勝でー7、2勝でー4、3勝でー1
    4勝で+2  、5勝で+5、6勝で+8、7勝で+11、8勝で+14、9勝で+17、10勝で+20
  • 損切距離「1」、利食い距離「1」とした場合(損益トントンの状態)
    0勝でー10、1勝でー8、2勝でー6、3勝でー4、4勝でー2、5勝で±0
    6勝で+2  、7勝で+4、8勝で+16、9勝で+8、10勝で+10
  • 損切距離が「2」、利食い距離が「1」とした場合(損大利小状態)
    0勝でー20、1勝でー17、2勝でー14、3勝でー11、4勝でー8、5勝でー5、6勝でー1
    7勝で+1、8勝で+4、9勝で+7、10勝で+10

 

0ライン(建値)を守ることで損切勝負を減らす

トレードをしていて含み益が出た場合は、2つの選択肢が考えられます。

1つ目は、早々に利食いして終わらせること。

2つ目は、利幅を伸ばすために、0ラインにストップラインを引き上げること。

早々と利食いで終わるメリットは、勝利で終えられることですが、デメリットとしては、利益を伸ばすチャンスを逃すことになります。
トレードを始めて間もない頃は、利食いする経験を積んだ方がモチベーションを保つためにも良いと思います。

ただし、いずれにしても含み益を抱えたにも関わらず、マイナスで終わるという悲しい結果にならないように、0ライン以上で最低でも負けトレードの回数を減らす努力はやはり重要になります。

もちろん正しい取引であったとしても、0ラインにストップラインを引き上げるのが早すぎれば、損益トントンで終わってしまうことも多いですが、急落急騰の動きでもない限り、0ラインまで落ちたのであれば、下げ止まりを見てもう一度入りなおすぐらい慎重でも良いはずです。

 

ストップロスにかかった後こそ重要

ストップロス(ロスカット)は、トレードを行う上で大前提と説明しましたが、ストップロスにかかった後こそ重要です。

まずは、焦って負けを取り戻そうとしないことです。
そもそも、トレードは、負けることを織り込んでやっているはずです。
負けること、ストップロス(ロスカット)にかかることに心理的に動揺しないことが重要です。

現実の世界では、マイナスとなる場面は、ほとんどありません。
それゆえ、負けをなんとかして回避しようとしてしまいます。
負けた状態を一刻も早く回復しようと思いがちですが、それは現実世界のマインドをトレードという異質な世界に持ち込んだ誤りと思います。

そもそも、ストップロスにかかることを大前提とすれば、長い取引生活の中での一過性の現象に過ぎないはずです。
そう考えれば、ロスカットにかかる気持ち悪さをロスカットにかかる正しさと感じられるようになっていくでしょう。
より損失が拡大して、トレードの世界から退場する苦痛こそが本当のトレードの苦痛であるはずです。

負けた後こそ、冷静になり、ロットを多少でも落として再開するぐらいで良いと思います。
資金を追加して、同じロットで勝負することも考えられますが、やはり冷静になるためにもたとえ資金に余裕があったとしても、一時的にロットを落としてトレードする方が安全だと思います。

大切なのは、トレードを続けること(生き抜くこと)であり、稼げるフェーズは、その後に必ず来るはずです。

 

損小と利大のマインドは別

トレードは、損小利大の状態にするのが理想ですが損小と利大のマインドは別のものになります。

損小で気持ちよくロスカットするのは、空気を吸うのと同じくらい当たり前に行うべきものです。(分かっていてもなかなかできないですが、しなければいけません。)

一方、利大を実現するためには、2つしかありません。
一つは、「ロットを上げる」。もう一つは、「距離を伸ばす」です。
ロットを上げることは、トレーダーである私たちにコントロール権が委ねられています。それゆえ、確率の高い動きを見てロットを上げることが可能です。

一方、距離を伸ばすためには、市場の同意が必要になります。私たちが決める権利は1%たりとも委ねられていません
つまり、距離を伸ばすというのであれば、トレンドが大きく始まるであろうと考えられることが最低でも必要になります。

値動きの特徴を知り、距離を伸ばすべきか、早々と利食いするべきかを分けて考えられるようになっていきましょう。

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