起業(法人設立)直後(2か月程度)に銀行法人口座の開設を申し込みを行ってみた結果

法人を設立したら必要になるのが「法人名義の銀行口座」
お客様から売上を支払ってもらうためにも作成が必須といってもいいでしょう。

しかし、法人名義での口座開設は、昨今発生している投資勧誘詐欺等の犯罪が法人名義口座を悪用していることによって社会問題になっていることから、
大変難しくなっています。
難しいというより、銀行のWebサイトでも法人の新規口座開設の案内があまり目立たないことから、銀行の対応は、かなり消極的な感じがします。

私も最初は、まっとうな法人だったら作らせてくれるんでしょ?って思ってましたが、かなり甘かったようです。

インターネット上の他のブログ等でも厳しいとの情報を見かけましたが、さらに厳しくなっているようです。
今回法人名義で口座開設を何行か行いましたが、Webサイト等では、審査が緩いと言われていた銀行であっても容赦なく審査に落ちてしまいました。

これから、法人口座の開設をしようとされる方に少しでも参考にしていただければと思いご紹介させていただきます。
これをやれば、審査に通るという裏技等はもちろんありません。

設立(2018年5月1日)から、3か月弱、2018年7月21日現在、やっと口座を開設することができました。

今回申し込みを行った法人のスペック

まずはじめに、今回申し込みをした法人は、次のようなスペックです。
ポイントは、「本社住所の登記がバーチャルオフィス」「設立期間が浅い」ことでしょう。
それ以外は、いたって普通の零細企業です。

設立からの期間

設立が2018年5月1日なので設立から約1か月から2ヶ月の状態です。

資本金

300万円

本店の登記

バーチャルオフィス、共有のコアワーキングスペースあり。
一応、犯罪等に使用された前科はないようです。

固定電話

一応、03からはじまる電話番号あり。
ただし、NTTの固定回線ではありません。

会社ホームページ

デザインのセンスはあるとはいえないですが、サービスの紹介などをしているWebサイトを作成してあります。
もちろん、独自ドメイン(co.jp)です。

業種

いたって普通のコンサルティング業
本人は普通と思っているだけでコンサル自体怪しいかもしれません。

将来を見越して、外国為替の取引、仮想通貨の取引、融資業を記載していたのですが、きらぼし銀行の担当者にかなり質問されました。
融資に関しては、過去には社会問題になっている事業分野ですから、警戒されるのは仕方ないとはいえ、まっとうに業務しているケースももちろんあるので記載しているのが一概にだめだというわけではないはずです。

 

申込みを行った銀行

みずほ銀行

結論:審査落ち

まず、個人でも長年利用があるメガバンクのみずほ銀行です。
インターネットでもみずほ銀行は、意外とすんなり作れたという書き込みがありましたので期待して支店に行くと・・・

まずは、ネットから申し込みをお願いします。

え?Webサイトには、来店とインターネットの2つの方法があるのにインターネットで申し込みをしないといけないの?と思ってしまいました。
おそらく、書類で判断している足切り条件があるのでしょう。審査の人件費を抑制するためにも現在は、まずネットで申し込みをさせているようです。これは、不親切な対応ですね。

結果は、一次審査落ち。
面接も叶わず落選です。
この時点では、特に懸念になるような情報はなかったはずですが、見送られてしまいました。
後ほど申し込んが三井住友銀行でその理由が推測できました。後ほど記載します。

三井住友銀行

結論:門前払い

こちらも知る人ぞ知るメガバンクです。
インターネットでの事前登録はなく、いきなり最寄りの支店に出向きました。
必要書類の提出をすると

設立から日が浅いのでお受けできません!

あっさり、門前払い。
履歴事項全部証明書と印鑑証明書しか見せてないのにこの回答でした。
実績がどうとか実態があるとかそんな猶予すらありません。
資本金が少なすぎるということではないと思いますが、これ以上積むのは結構厳しいのでやはり、設立から日が浅いのは実績がないから駄目らしいです。
以前申し込みを行って、インターネットの審査で落ちたみずほ銀行もおそらく同じ理由からだと思われます。

窓口でお聞きしたところ、早くても設立から半年くらいは期間が経ってないと審査すらしてもらえないようです。
事業内容なんて口だけではいくらでも言えますから、続けている実績がないと駄目なのでしょうね。

これ以上、交渉の余地がないのでしばらくメガバンクは諦めるしかないようです。

りそな銀行

結論:審査落ち

りそな銀行もまずは、Webから申し込みを行う方式です。
その際に、履歴事項全部証明書を添付するので、住所や設立年月日などが審査の基準になっていると思われます。

はい、見事に審査落ち。

他のメガバンクと同様に、設立からの期間や住所等がまず審査項目になっているようです。
Webでの審査項目からでは、実績の確認はできないので、どれだけ多くの実績があろうが関係ないようです。

ジャパンネットバンク

結論:審査落ち

こちらは、ネット専業銀行でインターネット上でも比較的審査がとおりやすいとのことで保険的な意味で申し込みました。

が、審査落ち。

こちらも申込時に出せる情報は提出しているのでおそらく、本店の登記がバーチャルオフィスが原因のように思えます。

ゆうちょ銀行

結論:審査落ち

全国ネットワークの郵便局が代理店の銀行です。
ゆうちょも比較的審査がとおりやすいとの噂でしたので、申込みをしてみました。ネットバンクが無料で利用できるのもメリットです。

しかし、審査落ち。

ゆうちょは、実態のヒアリングとか面接があるわけではないのに落ちたということは、書類から判別できる情報で審査をしているようです。
ということは、メガバンクと同様に設立からの期間とバーチャルオフィスでの登記が原因のような気がします。

新生銀行

結論:審査落ち

他行と違い窓口で申し込むと審査までは行っていただけるようです。
門前払いされなかっただけ少し期待が持てます。
事業を行っていることが分かる資料は、任意提出ですが新生銀行側から聞かれることはなかったので、準備して必ず提出した方が良さそうです。
私は、自社のWebサイトのハードコピーと営業用の実績紹介資料を添付しました。

最後に利用目的を聞かれたので、申込みをされる場合は、考えておいた方がよいでしょう。
また、個人口座を持っていることを理由に挙げると個人口座の口座番号を聞かれたので、準備していくことをおすすめします。

はい、審査落ち。
うーん、やはり設立から期間が浅いとダメかもしれませんね。

きらぼし銀行

結論:審査落ち

予約なしでも対応していただけました。
履歴事項記載証明書を元に事業内容などのヒアリングを受けました。
昨今問題になっている貸付関連、仮想通貨関連の業務には、かなり慎重にヒアリングされましたのでこれらの事業をされる予定の方は、しっかり理由を考えておかれることをお勧めします。
私は、将来を見越した記載なので現在まったくやっていません。という回答で乗り切ることができました。

審査落ちです。

事業内容にツッコミがあったので多少原因があるような気がしますが真っ当なビジネスも排除されるため、住所と設立からの期間のような気がします。

東京スター銀行

結論:取引したくないので申込みしてません

法人口座の申し込みは、本店でしか受け付けていないというWebサイトでの記載でしたが、これは間違いです。
Webから資料取り寄せの上、Webバンキングの申し込みをするように言われて門前払いです。

正直、不親切すぎる対応なので、個人的にはこういう対応の銀行とは、取引したくないですね。

資料を取り寄せてみると、設立6か月以内の企業は、いくつか提出書類があったのですが、
「給与支払事務所等の開設届出の控え(税務署の受付印が必要)」
の提出が必要とのことで、そもそも控えなんて取ってないので諦めました。

楽天銀行

結論:審査落ち

ネットでも開設しやすいとのうわさもあった楽天銀行です。
郵送で申請するので、ネット上から申し込みを行い資料を郵送します。

固定電話が必ず必要になるので、番号の準備は必須です。

審査落ち・・・。

原因はわかりませんが、設立から日が浅いのが原因かもしれません。

さわやか信用金庫

結論:門前払い

信用金庫は、審査がゆるいもののバーチャルオフィス等には絶対に口座を開かないとネットで聞いていたのでダメ元で問い合わせたところ、
バーチャールオフィスやコアワーキングスペースなど専用スペース(パーティーション等で区切られているなど)でないと開設はダメとのことでした。

SBIネット銀行

結論:無事開設

唯一開設できた銀行さんです。

ネットの情報では、バーチャルオフィスだと開設できないとのことだったので諦めていたのですが、無事開設できました。
ネットの情報って、信頼できるものもありますがホントあてになりませんね。

おそらく、バーチャルオフィス専門のサービスしか行っていない業者だとだめなのかもしれません。
私は、バーチャルオフィスとコアワーキングスペースの両方があるところでしたので、もすかすると個別オフィスのサービスを提供している会社だと問題ないかと思います。

申込み受付のメールから1週間程度連絡がなかったので問い合わせたところ無事開設できたとのことなので、申込みから1週間程度連絡がなければ開設できたと思っていいかもしれません。

キャッシュカードに「BUSINESS」の文字がついています。

まとめ

法人で活動するのであれば、信用問題にもなる法人口座は必ず開設しておきたいところですね。そもそも、法人名のクレジットカードがないと経理作業が面倒です。
しかし、昨今の状況で審査が厳しいので、考えられる銀行は全部申し込む位の気持ちで挑んだ方がよいかもしれません。
また、三井住友銀行など設立日からの期間を審査項目としている銀行がありますので、設立間もない法人は、そもそも申込みを見合わせた方がよさそうです。手続きの時間が無駄になるだけです。
まずは、インターネット上から申し込める銀行に申し込むのが効率がよいでしょう。

また、行内にコネがあるなら紹介してもらうと多少はとおりやすくなるとの噂もありますが、なかなかスタートアップのタイミングで銀行の担当者と知り合いになっていることはないと思いますので地道に実績を積むのが良いかもしれません。

バーチャルオフィスの方は、設立間もないうちは開設は諦めて個人口座を作成することを覚悟しておいた方が良いかもしれません。
ネットにある2017年の情報よりさらに審査が厳しくなっているのは間違いないでしょう。

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