中小企業診断士を取得してコンサルティング会社で働くメリットとデメリットとは・・・??

中小企業診断士を勉強している方の中には、資格を取得してコンサルティング業務を行っていきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
もしかすると転職等のキャリアチェンジも視野に入れられている方もいらっしゃると思います。
経営コンサルタントの国家資格ですから、資格を活かす方法としてコンサルティング業界を考える方は当然だと思います。

しかし、私の経験上、大手のコンサルティング会社(いわゆるコンサルティングファーム)とそれ以外のコンサルティング会社(大手のパートナー会社)では、まったくといっていいほどポジションや業務内容が違います。
なお、ここでいう大手コンサルティング会社とは、顧客から直接契約しているプライムで受託している会社のことを指します。

コンサルティング業界の状況を踏まえて、中小企業診断士を取得してコンサルティング業界で働くメリットを紹介したいと思います。

コンサルティングができるのはプライムの立場だけ

結論から言いますと、本当に顧客に対して提案や何かを決めることに携わるコンサルティング業務をしたいのであれば、大手のコンサルティング会社(プライムの立場の会社)に所属しないとチャンスがほとんどないと思います。まずないと言っても良いかもしれません。
理由として、方針や仕様などについて、お客さまと直接やり取りするのは、基本大手のコンサルティング会社の方しかやりません。パートナー会社の人間だとほとんどは、細かい確認程度です。

そのため、参画しても決定する権限がほとんどなく、いわゆるアシスタントの立場になることがほとんどではないかという印象です。
プライムのコンサル会社の若手(10歳以上若い)のコンサルタントと同じような仕事をしなければいけない事も普通にありえます。

そのため、中小企業診断士資格を取得してコンサルティング業務を行おうとしても、立場的な面でクリアすべきハードルが高いのが現状だと思います。
また、どこかのコンサルティングファームのパートナーとして参画するのであれば、資格ではなく経験でしか判断してもらえないので中小企業診断士資格の意味は、ないと言ってよいかもしれません。

 

資格は重要視されない

私が以前お会いしたとある大手のコンサルティングファームで面接を担当している方は、「書類に記載されている資格は、まったく信用出来ないので見ていない」という方がいらっしゃいました。
そのくらい、コンサルティングの実務に資格(中小企業診断士)というのは、加点になっていないのが現状です。
資格を勉強する中で思考のロジックを養う方法として活用するのであれば、実務に活かせる可能性がありますが、せっかく身につけたスキルも実務を行う土俵に上がらないと活かすことができません。

実践的な勉強ではない

そもそも、中小企業診断士資格の勉強で、思考のロジックを養うような勉強をしているでしょうか。
資格の学校はありますが、単にパターン化された問題に、これまた一定のフレームワークに当てはめるような勉強がほとんどです。
冷静に考えると実務では、同じ事例はまずありませんから、資格の学校が教えているような試験勉強の方法ではまったく歯が立たないと思います。
特に、事例Ⅰ〜Ⅲで苦戦しているような状態であればなおさらです。

 

顧客の大半は中小企業ではない

世の中のコンサルティング会社は、基本的に中小企業の規程以上の会社を顧客としていることがほとんどです。(一部は、中小企業を相手にコンサルティング業務を行っている会社もあります。)
理由としては、中小企業には、高額なコンサルティングフィーを払う余裕がないのが現実でしょう。

そのため、中小企業診断士という資格が会社企業の経営全般に役立てられる資格である。と相手に認識がない限り、ほとんど無視されます。大企業の人からすると名称に「中小企業」と付いている時点であまり印象が良くないというのもあるかもしれません。

また、ある程度の事業規模になると分業化が進んでいますので、中小企業診断士の勉強のように事例Ⅰ〜Ⅳまで全体を見るような仕事はまずありません。
特定の分野に特化したコンサルティングになりがちなので「中小企業診断士+専門分野」が作れないと仕事に対応できないです。

 

メリットは?

私は、中小企業診断士資格保有を会社が採用要件にしていない限り、メリットは「ない」と言えます。
ただし、そんな採用要件は、見たことはありません。あったとしても、「なお可」としているケースもありますが、年齢や経験などの他の要素のウェイトが高すぎてほとんど意味がないのが現状です。

私も、転職活動を何度かしましたが、中小企業診断士の資格が記載されていても書類審査すら通らない会社は山程ありました。
中小企業診断士の資格が推奨されていても、適正が合わないと思われたら、面接でフルボッコにされます。・・・(´・ω・`)

あえて、メリットを挙げるとすれば、勉強する範囲が広いので基本的な用語は、覚えられるということくらいです。
ちなみに、勉強したことは、何もしていないと2年も経てばすっかり忘れます。(意味なし)

 

まとめ

コンサルティング業界に転職するのであれば、お金も時間もかかる中小企業診断士資格は不要です。
それよりも、年齢が若い時にチャレンジするのが一番良いです。

また、とある転職エージェントに聞いた話だと、「学歴」もある程度重視されるとのことなのでその辺りもポイントになると思います。(顧客が気にするケースがあるようです。全く仕事と関係ない気がしますが、現実のようです。)
もし、リファラル(社員紹介制度)があるのであれば、それを活用するのが一番の近道です。
某Aコンサルティングファームでは、リファラルを使うと書類面接は、無条件で通るそうです。

私も中小診断士ではありますが、もし今から中小企業診断士の資格を目指すのであれば、その数年を英語の勉強をした方が仕事の幅は広がると思っています。
無駄になるとは思いませんが費用対効果は、かなり低い資格であると感じます。よくよくキャリアプランを考えないと「ハイリスク、ローリターン」です。

それでは、明日のために。

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