長期投資の有名人ウォーレン・バフェットじいさんの銘柄選定

長期投資で成功している人物と言われて、思いつく人物は誰でしょうか?
真っ先に思いつくのは、「ウォーレン・バフェット」ではないでしょうか。

今回は、そのウォーレンバフェットの銘柄選定にスポットを当てて解説したいと思います。

ウォーレン・バフェットってどんな人?

※Wikipediaの写真を引用

アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家です。

世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めています。

地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っているため、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」(Oracle(Sage) of Omaha) とも呼ばれています。

世界長者番付のトップ3に入る資産家であり、株式投資の技術の高さから有名となっています。
個人的には、一代にして資産を築いたこともさることながら、自らの腕一本で成功したことに尊敬します。

バフェット氏の投資スタイルは、長期投資が基本スタイルで、長期間に渡ってバークシャー・ハサウェイに高い運用成績をもたらしています。
毎年開催されるバークシャー・ハサウェイの株主総会では、バフェットと同社の副会長チャーリー・マンガーの話を聞くために、世界中から数万人にものぼる株主が参加しているそうです

 

ウォーレン・バフェットの銘柄分類

バフェット氏は、長期投資を行う銘柄に対して、次の3つの分類を行っています。

  • Great(最高)
  • Good(良好)
  • Gruesome(最悪)

そして、Great銘柄のみに、集中して投じることでほぼ無敗、100戦99勝を収めています。

ただし、過去にバリュー投資を行っていた時代には、ただのGoodビジネスにも多数投じており、Greatのみを選んでいなかった時代があります。(20代~30代の頃)

我々は、長期投資を行うに当たり、「Greatビジネスを抽出する技術」、「Gruesomeビジネスを排除する技術」、「Goodビジネスを発見したときにどう対応するか」をマスターしていく必要があります。

 

アメックスの投資事例

1963年に水をサラダ油と偽って1億5千万ドルの融資をだまし取った事件に巻き込まれて、5,800万ドルの損失を被る可能性が生じました。

そうなると、当時のアメックスの純資産がマイナスとなってしまうことから、株価は、65ドルから35ドルへと大暴落しました。

バフェット氏は、その時に、パートナーシップの資産の4割に相当する1,300万ドルを投じて5%を超す大株主になりました。

結局、1969年までに株価は、35ドルから189ドルまで上がり、4年程度で5倍になったのです。

アメックス事例の着眼点

バフェット氏は、(アメックスは、)「フランチャイズビジネスの究極の表明者」で、カード決済事業と旅行小切手事業を高く評価しました。
ここでいう、フランチャイズとは、多くの人に使われているビジネスというようなイメージで使われているようです。

根拠として、トラベラーズチェックを使わせるために事前に顧客から預かるフロートがあるので、資金はショートしないと断定しました。
また、行きつけのステーキハウスでアメックスカードがいつもどおり使われている状態を観察して、自分の体感としても、アメックスのコアビジネスに問題はないことを確認したのです。

 

ワシントンポストの事例

1971年6.5ドルで上場しました。

バフェット氏は、上場後、74年に約5ドルでエントリーしました。

73年から74年にかけて市場の暴落があり、74年末にかけて3.69ドルまで下落しました。
その結果、バフェット氏は、約34%の含み損を抱えました。

株価4ドルで計算して、当時のワシントンポストの時価総額は、約8,000万ドルです。

その企業の本源的価値

4億ドルの価値のある会社が8,000万ドルで売りに出ていれば、夜中の2時に大西洋の真ん中でオークションをやっても皆集まってくるでしょう。
しかもその会社は、「正直」でとんでもなく優秀な経営陣によって経営されている。

WPOへの投資は、ものすごく安全だと考えていました。
全財産をつぎ込んだところでまったく心配はない。露ほどの心配もなかったといっています。

バフェット氏が全財産をつぎ込むといった場合、嘘でもはったりでもありません。
現にGEICOには、資産の75%を投じています。

その後、ワシントンポストの株価は、4ドルから、999ドルにまで上昇しました。

現在は、2013年にアマゾンのジェフベゾスが買収し、株式非公開化されている。

 

バフェット氏の投資基準概略

バフェット氏が投資を行う企業の基準として、次の基準が挙げられます。

  1. 自分が理解できる企業
  2. 良好な長期的見通しを持つ企業
  3. 正直で有能な人々によって経営されている企業
  4. すこぶる魅力的な価格で売りに出されている企業

※ただし、この基準を発表した1978年以降で、4の価格については、最高値付近でも買っていることがあることには、注意。
 年月と共にグロース株へのフォーカスを強めています。

 

株式市場の歪み

直接交渉による企業買収では、1ドルの会社を1ドル以上支払う必要があることがほとんどですが、人の欲、恐怖が渦巻く株式市場のおかげで1ドルの会社を1ドルを大幅に下回る価格で買うことができます。

つまり、バフェット氏は、こう考えているのではないか?

バフェット

市場外では、歪みが生まれない。
市場があるからこそ誰かのミスで有利な価格で取得できる。

逆をいえば、バフェット氏が未上場のベンチャーに投資しないのは、読めないからであり、市場外だからだということです。

 

長期保有の徹底

長期保有の場合、自分が大きく投資している投資先が大変気に入っており、特定の年の特定の動きに合わせてポジションをいじるということはしないことが良いと思われます。
つまり、例えば、ニューヨークダウの値動きや、中央銀行の政策、国の景況感などを見て、売ったり銘柄を変えたりはしない、ということです。

バフェット氏の優位性を2つ挙げるとすれば、

  1. 当然、ドリームビジネス(Greatビジネス)を発見し、確信する力
  2. 一切売らない(利益が出てても売らない、含み益が出ても売らない)

つまり、長期で保有できること自体がバフェットの優位性になっているということではないでしょうか。

 

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